眼瞼下垂

● 眼瞼下垂とは

眼瞼下垂とは、上まぶた(上眼瞼)が下がっている状態です。
症状としては、上眼瞼が何らかの原因でひとみに上眼瞼がかかってくると視野障害が生じます。
視野障害の他にも年齢層の若い方にとっては美容的な問題も生じてきます。
また、乳児の場合、眼瞼下垂があると視力の発育を損ねてしまい弱視になる場合もあります。

● 眼瞼下垂の原因

先天性

生まれつき、まぶたを上げたり下げたりする「上眼瞼挙筋」という筋肉に発達異常があったり、その筋肉を動かす神経に異常があったりする

後天性

老人性眼瞼下垂、外傷性眼瞼下垂、コンタクトレンズによるもの、神経疾患など

続発性

ステロイド長期点眼、マスカラ長期使用、甲状腺機能亢進症

などがあげられます。

● 眼瞼下垂手術

先天眼瞼下垂は時期をみて手術になります。
後天性や続発の眼瞼下垂は、原因を検索し原因をまず治療します。
その後症状固定すれば眼瞼下垂の手術となります。
眼瞼下垂の手術方法にもいくつかありますが、当院で最も多く行っている術式は眼瞼挙筋(まぶたを上げたり閉じたりする筋肉)の付着部位を短縮させる眼瞼挙筋前転術を行っています。

●手術方法は、眼瞼に局所麻酔を行い皮膚切開をしたのち眼瞼挙筋を露出。
付着部位を短縮させて縫合した後に皮膚切開部分を縫合して終了となります。

●手術時間は両眼で30分程度です。
●すべて日帰り手術です。
●抜糸までは1週間程度です。
●術後特に制限は設けておりません。

眼瞼内反症/外反症

● 眼瞼内反症/外反症とは

正常なまぶたは、上下がしっかりと閉じて眼を損傷から守り、涙が蒸発するのを防いでいます。上下いずれかのまぶたの縁が内側に反転する(内反)と眼球にまつ毛があたり、そのため角膜に潰瘍や瘢痕ができることがあります。上下いずれかのまぶたの縁が外側に反転する(外反)と、上下のまぶたがぴったりと合わなくなり、涙が眼球に広がりません。 これらの状態は、高齢者のほか、感染症、手術、もしくはけがによって眼の状態が変化している人、または眼瞼けいれんがある人により多くみられます。ベル麻痺がある人には、まぶたの外反も起こることがあります。

● 症状

まぶたの内反および外反は、ともに眼を刺激し、眼に何かが入っているような感覚(異物感)、涙目、眼が赤くなるといった症状を引き起こします。

● 治療方法

まぶたの内反および外反では、人工涙液および潤滑剤の入った眼軟膏を終夜使用することで、眼のうるおいを保ち、刺激を和らげることができます。まぶたの内反や外反に対して手術を行うこともあります。例えば、眼の損傷(内反による角膜潰瘍など)が起こりそうな場合やすでに起こっている場合に視力を守るため、不快感を解消するため、または外見上の理由などから手術が行われます。

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